BL600をiBeaconにしてみる。

Bluetooth Low Energyモジュールの一つBL600を開発しているLaird社からiBeaconの資料とプログラムが公開されたのでブレッドボードで動作させてみました。

20140107_123307BL600はリフローしないと半田付けできないので、ブレイクアウトボードを使用します。
今回はランニングエレクトロニクスさんから提供していただいたREBL600WBを使用しました。

20140107_123421 べ、べつに提供して貰ったのに放置してたから、載せないと!と思ったわけじゃないんだからね!REBL600WBはまだ発売されていない&提供していただいたのは開発中のものなので、発売された物は仕様が異なる可能性があります。

BQ4JGPSCYAA8t82BL600はBLE112と並んで入手性の高い認証取得済みのモジュールでMouserなどで購入することができます。双方ともにスクリプトでプログラムできるモジュールですが、BLE112と比べた際のBL600における最大の利点はスクリプトの書き込みに専用の書き込み機が不要でシリアルを使い書き込めることにあります。

しかし、ベースのファームウェア(以下、FW)の更新には専用の書き込み機が必要です。今回ランニングエレクトロニクスさん(以下、ランエレさん)のほうではFWを更新してから出荷していただけたので専用書き込み機を買う必要はありませんでした。もちろん、新しいFWの機能が使いたいという場合は別です。現在の開発版FWではPWM機能の追加が行われたので、それが安定するまでランエレさんは発売タイミングを見ているのかなーと思っています。PWMが乗るとLEDの明るさ制御、モーター制御、サーボ制御とできることの幅が格段に広がります。

前置きが長くなりましたが、専用書き込み機なしでREBL600WBをiBeaconにしてみたいと思います。

今回iBeaconスクリプトの書き込みに使ったのはコレ20140107_123337秋月のAE-UM232R、FT232RLの載ったUSBシリアル変換モジュールです。
ジャンパーピンの設定も写真とおなじです。べつにAR-UM232RLでなくてもお手持ちのUSBシリアル変換モジュールで良いと思います。これとREBL600WBのみで構成しました。

結線はこんな感じ

20140107_145639BL600(REBL600WB)>—<AE-UM232R
VCC(REGOUT:p40)>—<3V3:p19
GND(p1)>—<GND:p24
RX(p27)>—<TX:p1
TX(p28)>—<RX:p5
RTS(p29)>—<CTS:p10
CTS(p30)>—<RTS:p3

えぇ、単なるシリアルのクロス接続です。これだけで、回路の準備が完了します。

つぎにiBeaconのサンプルファームを書き込んでいきます。
REBL600WBは出荷時にLチカのプログラムが入っています。今から行う作業にこれは不要なので、USBをパソコンに接続する前に自動起動しないようにAUTORUNをプルダウンします。REBL600WBの場合は下の写真のようにJ1ピンのジャンパをBL600側にします。20140107_123421この状態でUSBを接続します。

BL600へのシリアルを使った書き込みには専用のUW Terminalというソフトを使うので、Lairdのサイトからダウンロードします。このページのDocumentationタブ中程にあるLaird UW terminal v6.63 inc. XCompをクリックするとダウンロードできます。同様にiBeaconのスクリプトもこのページのDownload the smartBASIC iBeacon Application Fileをクリックしてダウンロードします。ZIPファイルは両方とも展開しておいてください。

ダウンロードしたUWTerminal.exeを起動すると、下図のような画面になります。2-1Acceptを押すとシリアル接続画面になります。2-2COMはUSBシリアル変換のCOMポートを選択しBandrateは9600を選択した状態でOKを押します。正常に接続できればTerminal画面になるはずです。ここで”AT I 3″(えーてぃ あい 3)最後にエンターとコマンドを打つことでファームウェアのバージョンが確認できます。このバージョンはBL600では大変重要なので覚えておいてください。バージョンが表示されない場合は結線やCOM,Bandrateの設定を確認しましょう。2-3バージョンが確認できたら、ターミナルを右クリックします。すると右クリックメニューが表示されます。ここで、”XCompile + Load”を選択します。SSすると表示されるファイル選択画面でダウンロードしたiBeaconのスクリプトを開きます。
sbで終わるiBeaconのスクリプトファイルでFWのバージョンに応じてNewer,Olderがありますので、それに応じて選択します。今回私のBL600のFWは1.2.54.0でしたので、”$autorun$.iBeacon.Firmware_v1_3_57_19_or_Older.sb”を開きました。

2-5開くとクロスコンパイルと書き込みが行われますので、下記画面のように”DONE”と表示されるまで待ちます。2-6DONEと表示されたら、書き込みが終わりました。このiBeaconのスクリプトは自動起動するのでAUTORUNをプルアップしてBL600をリセットします。REBL600WBの場合は写真のようにJ1をBL600から遠い側にしてSW1を押せばOKです。20140107_123357これで、BL600は既にiBeaconになっています。お手持ちの端末で確認してみてくださいiPhone4以上とAndroid4.3以上の端末で利用可能です。確認に使うツールはiPhoneの場合Radius Networksの”Locate for iBeacon” Androidの場合は同じくyoutenさんの”iBeacon Detector“が便利です。

パソコンがなくても電源を供給するだけでiBeaconとして使える状態になっています。実際に設置して実験してみても良いかもしれません。

というわけで、BL600を専用書き込み機なしでiBeaconにするデモでしたー。

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